ahamoの主なデメリットは、30GBより少ない小容量プランや無制限プランがないこと、ドコモショップの手続きサポートが有料になること、家族割や光回線のセット割で割引を受けられないことの3点です。キャリアメールや留守番電話など、ドコモで当たり前に使えた機能が標準では付かない点にも注意が必要です。

この記事では、ahamoのデメリットを料金、サポート、通話とメールの3つに分けて整理しました。あわせて、となりのインフラに投稿されたahamo利用者25件の支払い額から、デメリットを差し引いても安くなる人の条件を紹介します。

ahamoのデメリットの結論

ahamoは月額2,970円で30GBと5分以内の国内通話が使えるドコモのオンライン専用プランです。料金を抑えるために店舗サポートや割引の仕組みを省いているため、デメリットの多くは「安さと引き換えに削られた部分」と考えると整理しやすくなります。自分の使い方で困る項目がいくつあるかを数えるのが、判断の近道です。

デメリット9項目の一覧

競合各社の解説や公式情報を突き合わせると、ahamoのデメリットはおおむね次の9項目にまとまります。影響の大きさは使い方で変わるため、表の「困りやすい人」の列に自分が当てはまるかを1つずつ確認してください。当てはまる項目が少ないほど、ahamoで後悔しにくいといえます。料金や条件は執筆時点の目安で、変更される場合があります。

分類デメリット困りやすい人
料金小容量・無制限プランがない月3GB未満の人、毎月100GB超の人
料金データ容量を繰り越せない月ごとの使用量の波が大きい人
料金家族割の割引対象外家族全員でドコモを使っている人
料金ドコモ光などのセット割対象外ドコモ光やhome 5Gを契約中の人
サポートドコモショップの手続きが有料対面で設定してもらいたい人
サポート申し込みや変更がオンライン中心スマホ操作に不安がある人
通話・メールキャリアメールは有料の持ち運び@docomo.ne.jpを登録に使っている人
通話・メール留守番電話が標準で付かない仕事の電話を取り逃がしたくない人
通話・メール5分超の通話は別料金長電話が多い人

影響が大きい人と小さい人

9項目のうち、料金面のデメリットは使い方次第で影響がほとんど出ません。月10〜30GBほど使い、家族割やセット割を受けていない人なら、実際に困るのはサポートとメール周りくらいでしょう。一方で、家族でドコモにまとめて割引を受けている人や、店舗で手続きしたい人は、乗り換え前に損得を確かめる必要があります。

  • 影響が小さい人は、月10〜30GB使い、手続きを自分でできる人
  • 影響が大きい人は、セット割を受けている人や店舗サポートが必要な人
  • 判断が分かれる人は、キャリアメールや留守番電話を日常的に使う人

料金とデータ容量に関するahamoのデメリット

ahamoの料金は1プランのみで、基本料金の中に30GBのデータ容量と5分以内の国内通話が含まれます。シンプルな反面、使う量が少ない人も多い人も同じ料金から始まるため、使い方によっては割高に感じられます。ここでは料金とデータ容量に関わる3つのデメリットを、困りやすい使い方とあわせて順番に見ていきます。

小容量と無制限プランがない

ahamoには30GBより少ないプランがなく、月1〜3GBしか使わない人でも月額2,970円がかかります。小容量なら同じドコモ回線のirumoやドコモmini、povo2.0などの方が安く済む場合があります。大容量側は「大盛りオプション」で80GBを追加して合計110GB、月額4,950円にできますが、無制限のプランは用意されていません。

使用量が月5GB未満の人にとって、ahamoの30GBは使い切れない容量です。まずは直近3か月のデータ使用量を確認してから検討してください。

データ容量の繰り越し不可

ahamoでは、その月に使い切れなかったデータ容量を翌月に繰り越せません。毎月の使用量が10GB前後で安定している人には余りが無駄になりやすく、旅行や帰省で月によって使用量が大きく変わる人は、多い月に容量が足りなくなることがあります。30GBを超えると通信速度が最大1Mbpsに制限され、追加購入は1GBあたり550円が目安です。

家族割と光回線セット割の対象外

ahamoの回線は、ドコモの家族向け割引である「みんなドコモ割」の割引対象外です。ただし回線数のカウントには含まれるため、家族の1人がahamoに移っても、ドコモに残る家族の割引額が下がらないケースがあります。一方で、ドコモ光やhome 5Gとのセット割もahamoには適用されないため、自宅のネットとまとめて割引を受けている人は割引分が消える点に注意が必要です。

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サポートと手続きに関するahamoのデメリット

ahamoは申し込みからプラン変更、解約までをオンラインで完結させる前提のプランです。店舗の人件費をかけない分だけ料金が安くなっている仕組みのため、サポートが必要な場面では手間や費用がかかります。スマホの設定に慣れていない人や、手続きを家族に頼っている人が後悔しやすいのは、この分野のデメリットといえます。

ドコモショップの有料サポート

ahamoの契約者もドコモショップに行けますが、申し込みや設定の手続きを手伝ってもらうと、1回あたり3,300円の有料サポートとして扱われます。故障の受付など一部の窓口は利用できるものの、困ったときの問い合わせはチャットが中心です。年に何度も店舗に頼る人は、月額の安さがサポート代で相殺される可能性があります。

申し込みと設定はオンライン中心

他社から乗り換える場合は、MNPの手続き、SIMカードやeSIMの開通、APNなどの初期設定をすべて自分で進める必要があります。手順は公式サイトの案内どおりに進めれば難しくありませんが、つまずいたときに対面ですぐに聞ける相手はいません。乗り換え前に必要なものを手元に揃えておくと、当日の手間を減らせます。

  • 本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)
  • dアカウントとクレジットカードまたは口座情報
  • 他社から移る場合のMNP予約番号(ワンストップ対応なら不要)
  • 手持ちの端末がahamoの動作確認済み機種かどうかの確認

通話とメールに関するahamoのデメリット

ドコモからahamoに変えたときに「使えなくなって困った」という声が多いのが、通話とメールの機能です。普段は意識しなくても、各種サービスの登録や仕事の連絡に使っていると影響が出やすくなります。乗り換えの前に、いま使っている機能がahamoでどう扱われるか、代わりの手段があるかを一つずつ確認しておきましょう。

キャリアメールは有料の持ち運び

ahamoには独自のキャリアメールがなく、@docomo.ne.jpのアドレスを使い続けるには月額330円の「ドコモメール持ち運び」に申し込む必要があります。銀行や通販サイトのログインIDにキャリアメールを使っている人は、乗り換え前にGmailなどのフリーメールへ登録先を変えておくと安心です。持ち運びを使うかどうかは、月330円を払い続ける価値があるかで判断してください。

留守番電話が標準で付かない

ahamoでは、ドコモの留守番電話サービスが標準では使えません。仕事の電話や病院からの連絡を取り逃がしたくない人は、iPhoneのライブ留守番電話や、有料の留守番電話アプリで代わりを用意する必要があります。キャッチホンなど一部の通話オプションも提供内容が異なるため、使っている人は公式サイトで扱いを確認してください。

長電話はかけ放題が別料金

基本料金に含まれるのは1回5分以内の国内通話だけで、5分を超えた分は30秒あたり22円がかかります。10分の通話を1回すると、5分の超過で220円です。家族や取引先と長く話すことが多い人は、月額1,100円の「かけ放題オプション」を付けると月額は4,070円になり、通話が多い人ほど他社の通話込みプランとの差が縮まります。

投稿データで見るahamo利用者の支払い額

デメリットを差し引いても安くなるかは、実際の支払い額で比べると判断しやすくなります。となりのインフラに投稿された241件の固定費構成のうち、スマホにahamoを使っている投稿は25件ありました。ここでは世帯別の平均額と、ほかの格安プラン利用者との比較を紹介します。なお、投稿額は自己申告で、ポイント還元や割引を差し引いた額が含まれる場合があります。

世帯別に見た平均の月額

ahamo利用者25件の平均月額は2,207円で、最も低い投稿は沖縄県の単身世帯(30代・出社中心)の990円、最も高い投稿は3,020円でした。世帯別に見ると、単身世帯8件の平均は2,048円、2人暮らし6件は2,210円、ファミリー11件は2,322円です。ファミリー世帯の投稿が最も多い点も特徴です。

他の格安プランとの月額比較

同じ投稿データで、ほかの格安プランやサブブランドの利用者と平均額を比べたのが下の表です。ahamoの平均はpovo2.0やirumo、LINEMOより150〜200円ほど高めですが、いずれも月2,000円台前半に収まっています。30GBと5分通話込みの内容を考えると、データを毎月10GB以上使う人ならahamoの差額は十分に回収できる水準です。

プラン投稿件数平均月額最安の投稿
ahamo25件2,207円990円
povo2.035件2,039円980円
irumo34件2,009円1,100円
LINEMO23件2,043円1,040円
UQモバイル24件2,050円1,060円
楽天モバイル32件2,264円1,040円

月額990円で使っているahamo利用者の固定費構成を見てみる

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ahamoのデメリットを減らす対策

ahamoのデメリットの多くは、乗り換え前に確認しておけば避けられるものです。後悔の声の多くは、データ使用量や家族の割引への影響を確かめずに申し込んだことから生まれています。ここでは、契約前に押さえておきたい3つの対策を、確認する順番に沿って具体的に紹介します。どれも申し込みの前に自宅でできる内容です。

使用量を確認してから選ぶ

最初に確認したいのは、直近3か月のデータ使用量と通話時間です。データが月5GB未満ならirumoやドコモmini、povo2.0のような小容量プラン、毎月100GBを超えるならドコモの無制限プランの方が合う場合があります。月10〜30GBの範囲に収まり、通話が5分以内で済む人ほど、ahamoの料金体系の恩恵を受けやすくなります。

格安SIM全体の中でどこが合うかを比べたい人は、格安SIMの比較記事もあわせて参考にしてください。

家族の割引への影響を確認

家族でドコモを使っている場合は、自分がahamoに移ったあとに、家族の「みんなドコモ割」やドコモ光のセット割がどう変わるかを確認します。ahamo回線は家族割の回線数に数えられるものの、自分の回線は割引を受けられず、セット割の対象からも外れます。家族全体の毎月の合計額で、乗り換え前後を比べるのが確実です。

自分の回線だけを見ると安くなっていても、セット割が外れて自宅の光回線が高くなるケースがあります。比べるときは家族とネットを合わせた合計額で判断しましょう。

乗り換え前の手続きの準備

ドコモからahamoに変える場合は、MNPではなく料金プランの変更として手続きでき、電話番号もそのまま使えます。ただし、キャリアメールの持ち運びや、使っていたオプションの扱いは自分で確認しなければなりません。申し込みの前に次の点をチェックしておくと、乗り換えたあとに「使えなくなった」と慌てずに済みます。

  • キャリアメールを登録先にしているサービスの洗い出し
  • 留守番電話やキャッチホンなど通話オプションの利用状況
  • 端末の分割払いや補償サービスの残り期間
  • dポイントの特典やクーポンなど、プラン変更で変わる特典

ahamoのプラン内容そのものを詳しく知りたい人は、ahamoのプラン内容の解説も確認してください。最新の料金や条件はahamo公式サイトで確認できます。

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ahamoのデメリットに関するよくある質問

ここでは、ahamoのデメリットについて、ドコモから乗り換える人や他社から移る人から特に多い疑問を2つまとめました。どれも乗り換えの前に確認しておくと、契約したあとの後悔を減らせる内容です。料金や条件は執筆時点の情報をもとにしているため、申し込みの際は公式サイトで最新の内容をあわせて確認してください。

ドコモから変えると何が使えなくなりますか

ドコモからahamoに変えたときに主に使えなくなるのは、キャリアメール(有料の持ち運びで継続可能)、留守番電話サービス、みんなドコモ割とドコモ光セット割による割引、ドコモショップでの無料の手続きサポートです。電話番号とドコモ回線の通信品質、dポイントはそのまま引き継げるため、大きく変わるのはサポートとメール周りです。

30GBを超えたらどうなりますか

ahamoで30GBを使い切ると、その月の末日まで通信速度が送受信とも最大1Mbpsに制限されます。1Mbpsでもメッセージや地図は使えますが、高画質の動画やアプリの更新にはかなり時間がかかります。その月だけなら1GBあたり550円で追加購入し、毎月足りない人は大盛りオプションを検討するのが現実的です。

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まとめ

ahamoのデメリットは、小容量・無制限プランがないこと、ショップの手続きサポートが有料なこと、家族割やセット割の割引を受けられないこと、キャリアメールと留守番電話が標準で付かないことに集約されます。どれも安さと引き換えに削られた部分で、月10〜30GB使い、手続きを自分で進められる人なら影響は限られます。

投稿データでも、ahamo利用者の平均月額は2,207円と、ほかの格安プランと同じ水準に収まっていました。乗り換え前には、データ使用量、家族とネットを合わせた合計額、キャリアメールの使い道の3点を確認し、自分にとって困る項目が少ないかで判断してください。