楽天モバイルは月3,278円でデータ無制限という料金が魅力ですが、屋内のつながりやすさや通話アプリの使い勝手に不満の声もあります。この記事では、契約前に知っておきたいデメリットを8つに整理し、それぞれの対策をまとめました。あわせて、となりのインフラに投稿されたスマホ料金241件のうち楽天モバイル利用者32件の実際の支払額も集計しています。

楽天モバイルのデメリットの結論

楽天モバイルの主なデメリットは、建物の奥や地下で電波が弱くなる場面があること、無料通話にRakuten Linkアプリが必要なこと、データを3GB以上使うと料金が段階的に上がることの3点に集約されます。どれも致命的な欠点というより、使い方との相性で評価が大きく分かれるポイントです。自分の生活圏と使い方に当てはめて判断することが大切です。

デメリット8つの一覧

競合各社の解説と公式情報をもとに、よく指摘されるデメリットを通信・通話・料金・契約の4つの面に分けて整理しました。影響の大きさは、編集部が「日常的に困る場面が起きやすいか」を基準に付けた目安です。料金や条件は執筆時点(2026年9月)のもので、変更される場合があるため最新情報は公式サイトで確認してください。

分類デメリット影響の目安
通信屋内や地下でつながりにくい場所がある大きい
通信パートナー回線エリアの見直しがある地域による
通話無料通話はRakuten Link経由が条件中程度
通話標準の通話は22円/30秒で有料中程度
料金3GB・20GBを超えると料金が上がる中程度
契約1年以内の解約は1,078円の手数料小さい
契約電話サポートがつながりにくい中程度
契約取り扱い端末が大手より少ない小さい

向いていない人の特徴

楽天モバイルが合いにくいのは、地下の店舗やビルの奥で仕事をしていて通信が途切れると困る人、そして通話の品質を最優先する人です。仕事の電話が多い人は、アプリを使い分ける手間もストレスになりやすいでしょう。また毎月3GBをわずかに超える程度の人は、20GB帯の2,178円がかかるため、3〜5GBの小容量プランがある他社のほうが割安になる場合があります。

  • 地下や建物の奥など、電波が届きにくい場所で過ごす時間が長い人
  • 通話の音質や安定性を最優先したい人
  • 毎月のデータ量が3〜10GB前後で安定している人

向いている人の特徴

反対に、毎月20GBを超えてデータを使う人にとっては、3,278円で無制限という料金は大手キャリアの無制限プランの半額以下で、デメリットを上回る価値があります。楽天市場をよく使う人はポイント還元も上乗せされ、実質的な負担はさらに下がります。月によって使う量が大きく変わる人も、使った分だけ支払う段階制と相性がよいです。

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通信と通話に関する楽天モバイルのデメリット

口コミで最も多いのが、つながりやすさと通話まわりの不満です。楽天モバイルは2024年6月27日から700MHz帯のプラチナバンドの商用利用を始め、人口カバー率も99.9%を超えたとされていますが、大手3社と比べると基地局の整備の歴史が浅く、場所による差がまだ残っています。ここでは通信と通話のデメリットを4つ解説します。

屋内や地下でつながりにくい

楽天モバイルの電波は、屋外では問題なく使えても、ビルの奥、地下街、地下鉄の駅間などで弱くなるという声がよく見られます。プラチナバンドは建物の中まで届きやすい周波数ですが、対応する基地局はまだ増えている途中です。自宅や職場の中が該当するかどうかは、地図だけでは判断しにくい点に注意が必要です。毎日通る地下の駅や職場のフロアほど、影響を感じやすくなります。

パートナー回線エリアの変化

楽天モバイルの自社回線が届きにくい一部の地域では、auの回線を借りるパートナー回線(ローミング)で通信を補っています。自社回線の整備が進むにつれて、このパートナー回線の提供エリアは順次見直されてきました。地方や山間部に住んでいる人は、見直しのあとも自宅周辺で安定して使えるかを、公式のエリアマップで確認してから契約すると安心です。

無料通話はアプリ経由が条件

国内通話が無料になるのは、Rakuten Linkアプリから発信した場合に限られます。スマホに最初から入っている電話アプリから発信すると、30秒ごとに22円の通話料がかかります。0570から始まるナビダイヤルなど、一部の番号はRakuten Linkを使っても無料の対象外で、発信前にどのアプリを使うかを意識する必要があります。

iPhoneでは、着信が標準の電話アプリに届く場合があります。履歴からそのまま折り返すと有料の通話になるため、かけ直すときはRakuten Linkを開いてから発信する習慣をつけておくと安心です。

15分かけ放題は別料金

Rakuten Linkを使わずに標準の電話アプリで通話したい場合は、月額1,100円の「15分(標準通話)かけ放題」オプションに加入する必要があります。1回15分を超えた分は通常の通話料がかかるため、長電話が多い人には向きません。電波が弱い場所ではRakuten Linkの音質が落ちることもあり、仕事の電話が多い人ほど、この負担は小さくありません。

料金と契約に関する楽天モバイルのデメリット

楽天モバイルの料金プランは「Rakuten最強プラン」の1つだけで、分かりやすさが強みです。一方で、使った量によって請求額が変わる仕組みのため、使い方によっては「思ったより安くない」と感じることがあります。ここでは料金と契約まわりのデメリットを4つ整理します。いずれも契約後に気づくと後悔しやすい項目です。

3GBを超えると1,100円上がる

Rakuten最強プランの料金は、3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、無制限で3,278円の3段階です(税込、執筆時点)。3GBを少しでも超えると、1,100円高い20GB帯の料金になります。動画を少し見ただけで段階が上がる月が続くと、毎月2,178円を払うことになり、3〜5GBの小容量プランを選べる他社より割高になりやすいです。

1年以内の解約は手数料あり

楽天モバイルに契約解除料(違約金)はありませんが、2025年4月1日以降に申し込んだ人が1年以内に解約すると、1,078円の解約事務手数料がかかります。金額は大きくないものの、キャンペーンのポイントだけ受け取ってすぐ乗り換えるような使い方は割に合いにくくなりました。他社への乗り換え時にMNPの転出手数料はかからないため、1年以上使えば負担はありません。

電話サポートがつながりにくい

サポート窓口については、電話がつながるまで時間がかかるという口コミが目立ちます。電話窓口の受付は9時から17時で、チャットは9時から23時と、窓口によって時間が異なります。全国に1,000店舗以上のショップがあるものの、大手キャリアの店舗網と比べると少なく、近くにない地域では対面で相談しにくいのが実情です。

  • 簡単な手続きは「my 楽天モバイル」アプリで済ませる
  • 急ぎでない問い合わせは受付時間の長いチャットを使う
  • 設定に不安がある人は、事前に近くのショップの場所を確認する

取り扱い端末が少なめ

楽天モバイルでは最新のiPhoneやAndroidも購入できますが、大手3社と比べると取り扱い機種の数は少なめです。ほしい機種が見つからない場合は、家電量販店などで買ったSIMフリー端末に楽天モバイルのSIMを入れて使うことになります。その際は、機種がプラチナバンドを含む楽天モバイルの周波数に対応しているかを、公式の対応製品ページで確認してください。

楽天モバイルを使っている人の固定費の構成を見てみる

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投稿データで見る楽天モバイルのデメリット

ここからは、となりのインフラに投稿されたスマホ料金241件をもとに、楽天モバイルの実際の支払額を他社と比べました。投稿の金額はオプションや端末代を含む申告額のため、公式の料金表とは一致しない場合があります。そのうえで平均を並べると、段階制の料金が、利用者の支払額にどう表れているかが見えてきます。集計は執筆時点の投稿データにもとづきます。

平均月額は他社より高め

楽天モバイル利用者32件の平均月額は2,264円で、投稿が20件以上ある格安SIM・サブブランド9社の中で最も高い結果でした。2回線分をまとめて申告した1件を除いても平均は2,202円で、ahamo(2,207円)と並ぶ上位です。無制限で使える安心感と引き換えに、平均では他社より数百円高くなる傾向があると言えます。

サービス投稿件数平均月額
楽天モバイル32件2,264円
ahamo25件2,207円
mineo25件2,187円
ワイモバイル20件2,078円
UQモバイル24件2,050円
LINEMO23件2,043円
povo2.035件2,039円
irumo34件2,009円
日本通信SIM22件2,006円

1,200円以下は31件中3件のみ

1回線で申告された31件の金額を分布で見ると、1,200円以下は3件だけで、1,201〜2,300円が14件、2,301円以上が14件でした。最安の3GB帯に収まっている人は1割程度にとどまり、多くの人が20GB帯か無制限帯の料金を払っていると考えられます。「月1,078円で使える」というイメージだけで選ぶと、実際の請求額とのギャップに戸惑うかもしれません。

単身者ほど差が出やすい

世帯タイプ別に見ると、楽天モバイルの平均は単身が2,411円(14件)、2人暮らしが2,333円(9件)、ファミリーが1,964円(9件)でした。単身者で楽天モバイル以外を使っている64件の平均は1,890円のため、単身では月521円の差があります。一人暮らしで在宅時間が長く、自宅の光回線やホームルーターを使わずにスマホで通信している人ほど、無制限帯に達しやすいことが背景にあると考えられます。

ファミリー世帯の楽天モバイル利用者は平均1,964円と、単身より約450円安い結果でした。家族で契約すると1回線あたり110円引きになる最強家族プログラムの効果に加え、自宅のWi-Fiを使ってスマホのデータ量を抑えている家庭が多いことがうかがえます。

楽天モバイルのデメリットを減らす対策

ここまで紹介したデメリットの多くは、契約前の確認と日々の使い方の工夫で小さくできます。特に通信エリアとデータ量は、事前に調べておけば「こんなはずではなかった」という失敗をかなり防げます。ここでは、特に効果が大きい2つの対策を紹介します。どちらも費用はかからず、契約前でも今日から始められます。

エリアを契約前に確認する

まずは楽天モバイル公式のサービスエリアマップで、自宅、職場、よく使う駅の周辺を確認しましょう。マップは屋外での利用を想定した目安のため、建物の中や地下での体感とは異なる場合があります。家族や同僚に楽天モバイルの利用者がいれば、実際の場所でスマホのアンテナ表示や通信速度を見せてもらうのが確実です。

データ量を毎月確認する

段階制の料金で損をしないためには、「my 楽天モバイル」アプリで当月のデータ使用量をこまめに確認することが大切です。3GBや20GBの境目に近づいたら、動画の画質を下げたり、Wi-Fiにつながる場所で使ったりすると、上の段階に上がるのを防げます。直近3カ月の使用量が毎月3〜10GBなら、他社の小容量プランと総額を比べてみてください。

  • 毎月3GB未満なら、楽天モバイルは最安水準の1,078円で使える
  • 毎月3〜20GBなら、他社の中容量プランと総額を比べる
  • 毎月20GB超なら、3,278円の無制限が有力な選択肢になる

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まとめ

楽天モバイルのデメリットは、屋内や地下でのつながりにくさ、Rakuten Linkを前提にした通話、3GBを超えると上がる段階制の料金などです。投稿データでは楽天モバイル利用者の平均月額は2,264円と9社の中で最も高く、特に単身者では他社より月500円ほど高い結果でした。料金だけで他社と比べたい人は、格安SIMおすすめ比較の記事も参考にしてください。

一方で、毎月20GB以上を使う人にとって3,278円の無制限は大きな魅力です。自分のデータ使用量と生活圏のエリアを確認し、デメリットが気にならない使い方かどうかを見極めてから申し込むのがおすすめです。