データ無制限プランをキャリアで比較すると、割引なしで最も安いのは楽天モバイルの月3,278円です。ドコモ・au・ソフトバンクの大手3社は定価が7,000〜8,000円台で、家族割や光回線とのセット割をすべて使うと5,000円前後まで下がります。

この記事では、4社の料金と割引条件、テザリング上限、2年間の総額を並べて比較します。となりのインフラに投稿された241件のスマホ代データから、無制限プランが本当に必要かどうかを判断する目安も紹介します。

データ無制限プランのキャリア比較早見表

データ無制限プランを提供している主なキャリアは、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4社です。料金は割引の有無で大きく変わるため、定価と最大割引後の両方を見ることが大切です。下の表は執筆時点で各社が公表している料金と、比較記事などで紹介されている割引後の目安をまとめたものです(税込、端末代は含みません)。

キャリアプラン名割引前最大割引後テザリング
ドコモドコモMAX8,448円5,148円上限なし
auauバリューリンクプラン8,008円5,478円60GBまで
ソフトバンクメリハリ無制限+7,425円4,928円50GBまで
楽天モバイルRakuten最強プラン3,278円3,168円上限なし

割引前と割引後の料金差

大手3社のデータ無制限プランは、割引前と割引後で月2,500〜3,300円ほどの差があります。割引の中身は家族回線の数、光回線や自宅用ルーターとのセット、指定クレジットカードでの支払いの3つが中心で、どれか1つ欠けるだけで月額は1,000円前後上がります。一人暮らしで光回線も別会社という人は、表の割引前の金額に近い料金になると考えておくと安全です。

テザリング上限と付帯特典

データ通信そのものは無制限でも、パソコンやタブレットにつなぐテザリングには上限を設けているキャリアがあります。執筆時点ではドコモMAXと楽天モバイルが上限なし、auは60GB、ソフトバンクは50GBまでとされています。ドコモMAXはDAZNなどの動画サービスを追加料金なしで選べる特典、auとソフトバンクもポイントサービスの会員特典を付けており、特典を使うかどうかでも実質的な価値が変わります。

  • 定価で最安なのは楽天モバイル(月3,278円)
  • 割引をすべて使えれば大手3社は月5,000円前後
  • テザリングを多く使うならドコモMAXか楽天モバイル

データ無制限プランの各キャリアの特徴

同じデータ無制限プランでも、割引の条件、データを使わなかった月の料金、特典の内容は会社ごとに違います。料金表の数字だけで選ぶと、自分の家族構成や光回線の契約先では割引が使えず、思ったより高くなることがあります。ここでは4社のプランを順に取り上げ、料金と特典の特徴、どんな人に向いているかを整理します。

ドコモMAXの料金と特典

ドコモMAXは定価8,448円で、みんなドコモ割(3回線以上で1,210円)、ドコモ光やhome 5Gとのセット割(1,210円)、dカードお支払割(ゴールド以上で550円)、長期利用割、ドコモでんきセット割を重ねると5,148円になります。使ったデータ量が1GBまでの月は5,698円、3GBまでの月は6,798円と自動で安くなる段階制です。テザリングに上限がなく、通信品質と特典を重視する人に向いています。

auバリューリンクプランの特徴

auバリューリンクプランは定価8,008円で、家族割プラス、auスマートバリュー(光回線などとのセット)、au PAYカードでの支払いを組み合わせると5,478円が目安です。動画やクーポンが使えるPontaパスが付く点が特徴で、もともと会員だった人は月額費用を浮かせられます。テザリングは60GBまでのため、パソコン作業の大半をスマホ回線に頼る使い方にはやや不向きです。

ソフトバンクのメリハリ無制限+

ソフトバンクのメリハリ無制限+は定価7,425円と大手3社の中では低めで、家族割、おうち割光セット、PayPayカード割をすべて使うと4,928円まで下がります。使ったデータ量が少ない月は自動で割り引かれる仕組みもあり、月によって使用量に波がある人とも相性がよいプランです。LYPプレミアムが付き、PayPayを日常的に使う人ほど得をしやすい一方、テザリングは50GBまでです。

楽天モバイルの段階制料金

楽天モバイルのRakuten最強プランは、3GBまで1,078円、20GBまで2,178円、20GB超は3,278円で使い放題になる段階制です。割引条件がほとんどなく、家族割にあたる最強家族プログラムを使っても110円引きにとどまるため、一人暮らしでも料金が変わらない点が強みです。Rakuten Linkアプリを使えば国内通話も無料ですが、建物の奥や地下ではつながりにくいという声もあるため、生活圏のエリアを確認してから契約しましょう。

大手3社の「最大割引後」は、家族3回線以上・指定の光回線・指定カードの3条件をそろえた場合の金額です。1つでも欠ければ料金は上がるため、自分に当てはまる割引だけで計算し直しましょう。

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データ無制限プランの2年総額比較

月額の差は小さく見えても、2年間使い続けると数万円の差になります。キャリアを選ぶときは、割引をすべて使えた場合と、割引がほとんど使えない場合の両方で総額を出しておくと判断を誤りにくくなります。ここでは端末代を含めず、毎月無制限の料金帯まで使った前提で、通信料だけを24か月分計算しました(税込)。

割引をすべて適用した場合

最大割引後の料金で計算すると、2年総額はソフトバンクが約11.8万円、ドコモが約12.4万円、auが約13.1万円、楽天モバイルが約7.6万円です。大手3社の中ではソフトバンクが最も安く、ドコモとの差は2年で約5,000円にとどまります。この程度の差であれば、テザリング上限や特典の内容で選んでも損は大きくありません。

キャリア割引をすべて適用割引なし
ドコモMAX123,552円202,752円
auバリューリンクプラン131,472円192,192円
メリハリ無制限+118,272円178,200円
Rakuten最強プラン76,032円78,672円

割引が使えない場合の総額

一人暮らしで光回線も別会社の場合、割引はほぼ使えません。この条件では大手3社の2年総額が約17.8万〜20.3万円となり、楽天モバイルとの差は10万円以上に広がります。大手キャリアの無制限プランは、家族や光回線を同じ会社にまとめられる世帯ほど得をする仕組みだと考えるとわかりやすいでしょう。

  • 家族3人以上で光回線もそろえられるなら大手3社が候補
  • 一人暮らしや割引が使えない人は楽天モバイルが有利
  • 差額が小さい場合はテザリング上限と特典で選ぶ

データ無制限プランで確認したい制限

「無制限」と書かれていても、どんな使い方でも速度が落ちないわけではありません。各社の重要事項説明には、ネットワークの混雑時や大量の通信をした場合に速度を制御することがある旨が書かれています。契約してから困らないよう、無制限の種類と、テザリングや速度制御のルールを申し込みの前に確認しておきましょう。

完全無制限と実質無制限

データ量の上限がない「完全無制限」のプランは、この記事で取り上げた4社が中心です。ahamoの大盛りオプションのように100GBを超える大容量プランは、上限に届く人が少ないことから「実質無制限」と呼ばれることもあります。月の使用量が100GBに届かない人なら、大容量プランのほうが安く収まる場合もあります。

速度制御とテザリングの注意点

大手キャリアの無制限プランでは、短期間に大量の通信をした場合や、混雑する時間帯に速度を制御することがあると案内されています。テザリング上限のあるプランでは、上限を超えるとテザリング分だけ速度が大きく落ちる仕組みです。在宅勤務のパソコンをスマホのテザリングだけでつなぐ予定なら、上限のないプランを選ぶか、光回線との併用を考えましょう。

速度制御の条件や上限の数値は改定されることがあります。契約前に各社の公式サイトで最新の重要事項説明を確認してください。

データ無制限プランが必要な人の目安

データ無制限プランは、使い方によっては月数千円の払いすぎになります。比較を始める前に、自分が毎月どれくらいのデータを使っているかを確認し、本当に無制限が必要かを見極めることが節約の第一歩です。ここでは過去の使用量の確認方法と、自宅の光回線と比べたときの判断の目安を順に紹介します。

月の使用量の確認方法

過去3か月分のデータ使用量は、各キャリアのアプリや会員ページで確認できます。スマホ本体の設定画面でもモバイル通信の使用量を確認できますが、Wi-Fi分は含まれないため、外出先での使用量を見る目安として使いましょう。毎月30GB未満で収まっているなら、無制限プランより中容量プランや格安SIMのほうが安くなる可能性が高いといえます。

  • 毎月50GB以上使う、または月によって大きく増える
  • 自宅に光回線がなく、スマホのテザリングで代用したい
  • 外出先で動画やゲームを長時間使う

光回線と比べた損益分岐

自宅に光回線を引いている人は、家ではWi-Fiにつながるため、スマホのデータ使用量が大きく減るのが一般的です。光回線の月額は4,000〜5,000円台が多く、無制限プランと光回線の両方に払うと通信費の合計は1万円前後になります。一人暮らしで在宅時間が短い人は、光回線をやめて無制限プランのテザリングで済ませるほうが安くなる場合もあります。詳しくはホームルーターおすすめ比較の記事もあわせて参考にしてください。

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投稿データで見るデータ無制限プランの実額

となりのインフラに投稿された241件の固定費データを集計すると、スマホ代の平均は1回線あたり月2,128円でした。大手キャリアの無制限プランの定価と比べると4分の1ほどで、多くの人は無制限プランを使わずに格安SIMや中容量プランで済ませていることがわかります。ここでは無制限プランを使っている投稿を中心に、実際の支払額を見ていきます。

楽天モバイル投稿32件の平均

データ無制限に対応するプランを使っている投稿は32件で、すべて楽天モバイルのRakuten最強プランでした。平均は月2,264円で、上限の3,278円近くまで払っている投稿は少なく、使った量に応じて1,000〜2,000円台に収まっている人が多数を占めます。無制限プランでも使わない月は安くなる段階制が、平均額を押し下げていると考えられます。

フル在宅の一人暮らしの実例

月3,000円を超えていた6件のうち3件は、フル在宅勤務の単身者で、いずれも月3,130円でした。山形県の単身の投稿(yamagata-gen-5)もその1件で、自宅で過ごす時間が長い人ほど、無制限の料金帯まで使いやすい傾向が見てとれます。一方、大手キャリアの料金プランを使っている投稿は横浜市のファミリーの1件(ドコモ、月8,900円)のみで、大手3社の無制限プランを使っている投稿はありませんでした。

金額は投稿時点の自己申告にもとづく目安です。同じプランでも、使ったデータ量や割引の有無で支払額は変わります。

フル在宅の一人暮らしで楽天モバイルを使っている実例の構成を見てみる

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データ無制限プラン比較に関するよくある質問

最後に、データ無制限プランをキャリアで比較するときによく寄せられる疑問をまとめました。乗り換えのタイミングやデータ量の考え方など、比較の最終段階で迷いやすい点を取り上げています。料金や割引の条件は変更されることがあるため、ここでの内容は目安として参考にし、契約前には必ず各社の公式サイトで最新情報を確認してください。

家族割がなくても大手のほうがよいですか

家族割や光回線セット割が使えない場合、大手3社の無制限プランは月7,000〜8,000円台になり、楽天モバイルとの差は月4,000円以上に広がります。通信エリアや店舗サポートを重視する理由がなければ、一人暮らしの人は楽天モバイルや大容量の格安SIMを先に検討するほうが合理的です。迷う場合は、楽天モバイルを2台目のサブ回線として試す方法もあります。

無制限プランから乗り換える時期はいつがよいですか

多くのキャリアは月の途中で解約しても料金を日割りしないため、月末に近い時期に乗り換えると無駄が少なくなります。最近は2年契約の解約金を設けていないプランが主流ですが、端末を分割で購入している場合は、残債の扱いや下取りの条件を確認しましょう。乗り換えの全体の流れはMNPキャンペーン比較の記事で紹介しています。

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まとめ

データ無制限プランをキャリアで比較すると、割引なしなら楽天モバイルの月3,278円が最安で、家族3回線以上と光回線のセット割をそろえられる世帯なら大手3社も月5,000円前後まで下がります。テザリングをよく使う人はドコモMAXか楽天モバイル、PayPayやPontaをよく使う人はソフトバンクやauと、特典との相性で選ぶ方法もあります。

ただし、となりのインフラの投稿データではスマホ代の平均が月2,128円で、無制限まで必要ない人も多くいます。まずは過去3か月の使用量を確認し、必要な容量に合ったプランを選びましょう。料金や割引の条件は執筆時点の情報のため、最新の内容は各社の公式サイトで確認してください。